後悔はするけど、これが俺の歩いている道です。これから歩んでいく道です。皆さんも沿道で見守ってみてください・・・。

これが僕の歩むべき道

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クリヴィア
amnesia~失われた記憶~


Memory.1「クリヴィア」

5分ほどクリスさんについていくと大きなゲートが見えた。
「あそこが私たちの町、クリヴィアの入り口よ。」
(ここが・・・。)
しかし、心配になった俺はふと歩を止めてしまった。
「何、どうしたの?」
クリスさんが不思議そうに聞いてくる。
「あの・・・迷惑ではないでしょうか? いきなり見知らぬ人間が同じ町に住むなんて・・・。」
一緒に歩いている中、ずっと考えていた心配をぶつけてみた。
「あぁ、それなら大丈夫よ。 さっきも言ったでしょ。 他にも貴方と同じ境遇の人がいるんだから。
とは言っても、一応今から町長のところに連れて行くんだけどね。」
クリスさんは笑って言った。
(本当に優しい人だ。) 僕も自然と笑顔がこぼれた。

町の中に入ると、人々が買い物をしたり、喋ったり、広場のような所では子ども達が走り回っている。
「小さい町だからね。 住んでる人も多くないし、すぐに全員に挨拶とか行けるわよ。」
クリスさんが町の説明を始める。
「本当に何にもないところだから都会とかに住んでる人はまず耐えられないわね。
でも、その分住人ミンナで協力し合って住んでるの。 自然もあるし、まぁ、とくに紹介しなくてもすぐに慣れると思うわ。」
「・・・いいところなんですね。」
僕がボソッと小声で返す。」
「うん! とっても。」
クリスさんが笑って言った。
「でも、紹介しなくても慣れるってただ単に説明端折っただけですよね。」
僕も笑って返す。
「ちょっ・・・そういうことじゃないって! 何その、私がヤル気ない人みたいじゃない!」
「えっ? そうじゃないんですか?」
「ちょっ・・・貴方結構生意気ね。」
クリスさんの顔が赤くなっている。 相当怒っているようだ。
「すいません・・・ちょっとした冗談を・・・。」
「冗談なんか言える立場じゃないでしょ~!」

僕はこっぴどく怒られ、不機嫌な彼女についていく。
「・・・ここが町長のところ!」
クリスさんが声を上げる。
目の前にこの町で1,2を争うほど大きいと思われる家が見えた。
それより、クリスさん相当怒ってるみたいだけど、そんなに怒るようなこと言っちゃったのかな。
「あの・・・さっきはすいません。」
「えっ?」
クリスさんは驚いた表情を見せて振り向く。
「あっ、別に気にしてないから。」
クリスさんは懸命に首を振る。
「じゃぁ何で・・・。」
「えっと、あまり気にしないでいいから。」
クリスさんは笑って返す。
僕もそれ以上は追求する気になれず、家に入っていくクリスさんの後を追うことにした。

「すいませ~ん!」
門をくぐり、ちょっとした階段を登って扉の前に着くとクリスさんが声を上げた。
しばらくしない内に立派なひげを蓄えた男性が現れた。
年齢は・・・40歳くらいだろうか。身長は僕より少し高いくらい。
「ん? クリスさん。 どうかしましたか?」
町長が話しかける。
何と言えばいいか分からないが、町長らしい威厳のある声だ。
「あの、また記憶を失った人がいたんですが・・・。」
「ほぉ~、どなたですか?」
町長が聞き返す。
クリスさんが横にどき、僕のことを指差す。
「町長のヴォルトンさんよ。」
クリスさんが紹介してくれた。
「フォルト・ニコルージャ・マッケイです。」
僕は町長に軽く会釈をした。
しかし、僕の顔を見た途端、町長の顔が険しくなってきた。
「・・・彼が新しい住人なのですか?」
ヴォルトンさんがクリスさんにもう1度聞きなおす。
「えっ? そうですが・・・。」
ヴォルトンさんは更に顔をしかめる。
険しい表情のまま言った。
「彼がこの町に住むことは絶対に許しません。」
ヴォルトンさんが真面目な顔で言った。冗談とは思えない。
僕が一番心配だったことが現実となってしまった。
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| amnesia | 20:56 | トラックバック:0コメント:0
プロローグ
amnesia~失われた記憶~

ふと気づくと僕は見知らぬ場所で倒れていた。
(ここはどこだろう?) 何故、こんなところで倒れているのか、どうやってここまでやって来たのか。
「・・・見慣れない顔ね。」
周りの景色を確認しようとキョロキョロ見回っていると後ろから声がした。
振り向くと、1人の同い年くらいの女性が立っていた。
「どうしたの? ここで倒れてたみたいだけど。」
そう聞かれて記憶を振り返ろうとしてみる。 しかし、何1つ思い出せない。
とっさに僕は下を向いてしまった。
「何、何かいえない理由があるわけ?」
「いえ・・・その・・・何も思い出せないんです。」
「えっ・・・?何、記憶喪失ってこと?」
ストレートに言われて更に俯いてしまう僕。
しかし、目の前の女性はそんなに気にしていなさそうだ。
「そっか・・・またか・・・。」
(また? それはどういうことだろ?)
気になった僕は尋ねてみた。
「あの、またってどういうことですか?」
「ん? いや、この先に町があるんだけど貴方以外にもいるのよ。記憶を無くしちゃった人。
しかも、決まってここに倒れてたんだって。ついに私にも来たのか・・・。」
すると、その女性は顔を赤らめた。
少し、気になったが僕の口から出たのは、
「へぇ・・・そんなことが・・・。」
「そう。 既に記憶無くして町に住んでる人が4人いるわ。 もう4人とも町の生活には慣れてると思うけど。
・・・そうだ。 貴方もとりあえず来る? ちょうど帰りだし。」
その人はそう言ってくれた。
どこにも行くあてが無い、というか記憶がない僕には断る理由がなかった。
「あっ、じゃぁ・・・とりあえず・・・。」
と僕はいい、立ち上がって女性についていく。
「そういえば・・・名前は・・・? 覚えてない?」
僕はそう聞かれた。 名前・・・あれ? 名前なら・・・。
「フォルト・・・」
「えっ?」
「・・・フォルト・ニコルージャ・マッケイです。」
「・・・よく記憶無くしたのにそんな長ったらしい名前は覚えてたわね。」
女性はバカにするように言った。
「・・・なんて。 私はクリスっていうの。 ヨロシクね、フォルト。」
クリスと名乗った女性が笑っていった。 初めて見せた笑顔だった。
「えっ? 何で・・・」
「何よ。 そんな長い名前をずっとフルネームで呼び続けろっていうの?」
僕が言いたいのはそういうことじゃない。
「いや、そういうわけじゃ。」
「じゃぁ、いいじゃない。 そろそろ着くわよ。」
(・・・結構強引な人だな。)
僕はそう思った。 でも、さっき見せた笑顔・・・。
(この笑顔に僕は救われたんだな。)
なんでかは分からない。 でも何となくそう思えた。
このときはただ、記憶のない僕に住む場所を与えようとしてくれている優しい人、そういう風にしか思っていなかった。
「ここが私たちの町よ。 改めてヨロシクね、フォルト。」
クリスさんは再び笑顔を見せる。
そう、これが僕たちの始まりだったんだ・・・。
| amnesia | 20:58 | トラックバック:0コメント:0
取り返しのつかない世界
amnesia~失われた記憶~


Memory.2「取り返しのつかない世界」

「彼がこの町に住むことは絶対に許しません。」
町長と呼ばれた人はそう言った。クリスさんに向けた明るい笑顔は既にそこになく、その表情から読めるのは明らかな怒りのみだった。
「・・・なんで、ですか?」
クリスさんが困ったような表情で町長、ヴォルトンさんに尋ねる。
「貴方は・・・覚えてはいないのですか?」
ヴォルトンさんが聞き返す。
「何を・・・?」
「彼はこの町を・・・破滅させようとした張本人なんですよ。」
・・・え?何だって?
「忘れたとは言わせませんよ。
彼は、この町に襲い掛かってきた軍の1人・・・しかもただの軍隊ではなく、指揮官の1人だったことを。」
・・・彼が言うにはこういうことだ。
ここ、クリヴィアの町は人口も1万人を超える、大きい町だったらしい。
色々な農業・漁業が盛んで世界中でも栄えてる方の町だったのだ。
しかし、約3年ほど前、この町にバックル軍という軍隊が襲い掛かってきたのだ。
先ほど言ったとおり、豊かな町だったからこそ、狙われたのだろう。
町にある食料などを武力を駆使して奪っていった。
それだけで済むならまだマシだったのかもしれない。しかし、バッグル軍はそれだけで終らせなかったのだ。
バッグル軍はほとんどの食料を奪い取った後、住民を虐殺しだしたのだ。女・子ども関係なく。
先ほども言ったとおり、クリヴィアは世界中で栄えていた為に世界の中でも大切な町だった。
・・・その町の虐殺。これはバッグル軍にとっては世界中への宣戦布告だったのだ。
しかし、バッグル軍はあっけなく世界同盟軍によって鎮圧されたのだ。
その、バッグル軍、クリヴィア虐殺部隊の先頭、おそらく隊長の地位にいたのがこの僕、ということだ。
正直、この内容にはショックの連発だった。
・・・失礼だが、こんなに小さな町が昔大きな町だった、という事にも少なからずのショックを覚えた。
何より、自分がこんな状態にしてしまった、ショックを覚えないはずはない。
食料を奪う、と言う行為はまだ今後発展しなおすチャンスを残している。しかし、そこにいる人を殺すということは労力を減らしてしまうことになる。そうすればクリヴィアは元のクリヴィアには戻れない。ここまで廃れてもおかしくはない。
その原因が僕なのだ。
・・・でもちょっと待ってくれ?
「忘れたわけではないですよね?クリスさん?」
そうなのだ。
この町は今や小さな町になっている。好き好んで他の所からやってくる、ということはないだろう。
ということはクリスさんは俺がそういう人物だと知ってここまでつれて来てくれたことになる。住ませようとしてくれたことになる。
でもどうして?
「そ、それは・・・。」
クリスさんが口篭る。
「でも、彼は記憶をなくしてるって。それなら問題ないんじゃ・・・。」
「そんなわけはありません!」
ヴォルトンさんがクリスさんの話の途中に割り込む。
「記憶がなくなっているというのが演技だったらどうするのです?また惨劇を繰り返すおつもりですか?」
確かに、これが演技だという確率は消せないだろうな。
なんていったって僕は「元」敵なんだから。
「でも、でも、バッグル軍は鎮圧したんでしょ!?だったら演技する価値なんてないじゃないですか?」
「また復帰した、とは考えられませんか?それに、軍としては成り立っていなくても、個人的に復讐がてらやってきたとも限りません。」
ヴォルトンさんの表情が硬くなっていく。口調には出さないが、我慢の限界に近づいているようだ。
「いや、だったらこうやって指摘されたところで本性を出すはずでしょ!?そんな様子もないじゃない!」
それに引き換え、クリスさんは口調が厳しくなっている。
でも、何で僕の為にここまでしてくれるんだろ・・・?
「確かにそうもとらえられますね。でもですね、どちらにしろこの町を襲った事実、過去は変えられないのですよ。
あんなことをしたものをこの町に住まわせる?そんなこと町民が納得するとお思いですか?」
「うっ・・・。」
クリスさんが言葉を無くす。
そう、たとえここでヴォルトンさんを説得した所で町民全員も納得させないといけない。そんなことはほぼ無理だろう。
「貴方がその人にこだわるのは分かりますよ。あの4人に続きたい、そう願っているのでしょう?」
4人?
・・・そういえば他にも記憶喪失の人が4人いるって最初に会った時に聞いた気がするな。それと関係でもあるのかな?
「しかし、貴方はそんな人と一緒になって幸せになれるとでも思っているのですか?確証もないのに、自分が幸せになれると?それと引き換えにまた同じことになったらもうこの町は終わりですよ。」
「そっ、それは・・・。」
ついにクリスさんが俯いてしまった。
誰も言葉を発さない。時だけが無情にもすぎていく。
聞こえるのは風の音だけ。いつの間にか騒いでいた町人達も各々の家に向かっている。
この無音に耐えられなかった僕は言葉を発した。
「・・・えっと、とにかく、僕がこの町から出て行けばそれで解決、ということですよね?」
クリスさんがこっちに顔を向ける。
「ちょっと、何を・・・。」
「そうです。」
ヴォルトンさんがクリスさんの言葉を途中で消すように言う。顔はクリスさんに向けていた優しい表情は消え、険しいもののみとなっている。
「分かりました。元々、ここの住民じゃないですし。他の所でも探して見ますよ。ご迷惑をおかけしました。」
そう言って来た道を戻る。クリスさんが連れてきてくれた道を戻ればこの町から出られるはずだ。
「ちょっと!他の所って。貴方は世界を敵に回した軍人だったのよ?記憶がないと言っても、他の所で住まわせてくれるなんて。」
クリスさんが声を上げる。
「それはこの町でも一緒でしょ?邪魔だと思われるなら1秒でも早く出て行くのが邪魔者の定め、ってやつですよ。」
そう言って僕は歩き出す。
「ヴォルトンさん!」
またクリスさんが頼んでいるのが聞こえる。それをヴォルトンさんが頑なに拒む。
僕はそのやりとりを背中で受けながら歩き続ける。
その声も遠ざかり、聞こえなくなり、僕はゲートまで・・・順調には着かなかった。
どうやら迷ってしまったようだ。
彷徨いながらも何とかゲートらしきものを発見したがもう既に日は暮れていた。
(仕方ないな・・・)
これ以上進むのは危険かもしれない。この辺りの記憶はないが夜に無理に移動しようとするのは危ない。
・・・結局、その日の僕は朝倒れていた場所の辺りで寝ることになった。
| amnesia | 20:42 | トラックバック:0コメント:0
amnesia~失われた記憶~
amnesia~失われた記憶~

俺が書いてる小説、「amnesia~失われた記憶~」の今までの話と、登場人物紹介があります。


登場人物紹介


今までの話



感想などありましたら、各話のコメントのところに書いてください。
| amnesia | 20:38 | トラックバック:0コメント:0
今までの話
amnesia~失われた記憶~を見る

Memory.2「取り返しのつかない世界

Memory.1「クリヴィア

プロローグ
| amnesia | 20:54 | トラックバック:0コメント:0
登場人物紹介
登場人物紹介


フォルト・ニコルージャ・マッケイ

この物語の主人公。記憶を失ってしまった少年。


クリス

フォルトのことを救ってくれた少女。クリヴィアに住むことを薦める。


ヴォルトン

クリヴィアの町長。
| amnesia | 20:42 | トラックバック:0コメント:0
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管理人のプロフィール

暁 麗樹

Author:暁 麗樹
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HN:暁 麗樹(あかつき れいじゅ)
年齢:16
学年:高二
性別:男
部活:軽音楽部みたいなもの。
HNの由来:好きな漢字をグチャグチャにしただけw
好きな漫画:ひぐらしのなく頃に・エム×ゼロ・ハヤテのごとく!・ダイヤのA・クロスゲーム・エリアの騎士・ゴールデンエイジ・BLEACH・アイシールド21・大きく振りかぶって・・・
好きなゲーム:パワプロ・プロスピ・ウイイレ・ひぐらしのなく頃に
好きな歌手:ゆず・UVERworld・BUMPOFCHIKEN・19・スキマスイッチ・AquaTimez・YU・RADWIMPSU・・・
好きなスポーツ:野球
見てくれてる人へ:俺はスポーツも勉強も何事にも平凡なやつで、面白い生活などかけらもしていません。 そんなのがやってるこのブログを少しでも好きになってくれたら嬉しいですね。
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